HONDA 2000' XR650R
納車までの軌跡
フィッティング編
フィッティングと一言で言っても、色んな社外パーツや他車種の純正パーツを流用して取り付けて行くわけですが、ただ付ければ良いってもんじゃなくて、収まりよく機能的に取り付けるってのは経験とテクニックがいるのだ!! ここでは、そのノウハウを惜しげもなく公開(笑) |
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トップブリッジのハンドルクランプが、ハンドルと接触する面の角を、しっかり面取りしておきます。(曲面部の光っているエッジ部分) 転倒などでハンドルに縦の力が加わったときに、クランプの鋭利な角で、ハンドルが折れるのを防ぐためです。 |
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ケブラータイプはこんな感じ。 |
フロントブレーキホースもUSとDKでは違っています。USはCRと同タイプのケブラーホース、DKでは一般的なゴムホースなので、USのパーツに交換です。 たったこれだけのことなんですが、ブレーキタッチが雲泥の差なのだ。バークバスターを取り付けるためにブレーキレバーをショートレバーに交換しておきます。 |
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取り外したゴムホース......けっこう重いぞ。 |
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ハンドルを握っている手を、前走車から飛んでくる飛び石や、ブッシュランをする時に容赦なくムチのように襲ってくる木の枝・枯れ枝から守ってくれるのと同時に、転倒時にクラッチ・ブレーキレバーが折れるのを防いでくれる、バークバスターです。 ハンドルクランプと同じ理由で、すべての角に面取りを施します。 |
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右側のマスターシリンダーガードが少し干渉するので、ぶった切ります。もちろん切ったところはサンドペーパーで滑らかにフィニッシュ。 |
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左のクラッチレバーもバークバスターに一部接触するので、ここも削ってしまいます。(赤色の部分) |
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アチャルビスのハンドガード自体はバークバスターに合わせた汎用品なんですが、それを軽量化と見栄えの良さを狙って、オリジナルにカットして使います。本来はもっとずんぐりした形なんですが、面影がないぐらいにシェイプしちゃいました。面積比で30%はカットして捨てました。 ライトカウルはUSタイプに交換しました。ライトのリフレクター自体もプラスチック製で非常に軽く、カウルもフォークにピッタリとフィットさせるために、メーターステーもハンドル側に追い込み、その他ハーネス関係もこのカウル用にフィッティングしてあります。 |
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フロントフェンダーはCRと同パーツのようです。サイドカバー共々、光って見えるのはクリアの保護用のカッティングシートを貼り付けたため。 |
傷、汚れからフェンダーを守り、マディーなコンデションの時に泥が付いて重たくなるのを防いでくれますが、なんと言ってもパーツのクオリティーが長持ちするってのが一番です。 |
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保護用カッティングシートの貼り方 | ||||||||||||
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フロントフォークのアウターケースをカーボンケブラーでカバーします。ここは前走車が跳ね上げる飛び石が当たると簡単にへこんでしまい、ちょっとしたへこみでもフォークがスライドするときのフリクションとなってしまうのだ。知らないでそのままにしておくと、内部のスライドメタル自体も変摩耗し、フォーク自体がダメになってしまう。 フロントブレーキディスクにもアチャルビスの汎用タイプのデスクガードを装着しました。 |
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上の写真の赤く囲った部分、アウターフォークと後から付けたガードとの間に隙間があるのが解りますか?ただガードするのではなく、ウレタンでスペーサーを入れて、ガードに大きな衝撃力がかかっても、アウターフォークにまで力が及ばないようにするためです。 | ||||||||||||
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ちなみに、ダートバイクでは使う工具も一流品ばかり、引き出しの中は”snap-on”だらけ。 | ||||||||||||
ダートバイクの店内ですが、大きなチェストボックスの中には、ぎっしりと”snap-on”が詰まっています。ルールを守って自分で責任を持って行えば、普段は使えないようなあこがれの工具が使い放題です。 やっぱり高い工具には、高い理由があるんだということは、使ってみないと解りません。 |
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さて次は何かな? |
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