HONDA 2000' XR650R

を飼う!?Part1

納車後のモデファイ・インプレッション

まずは乗れるようにフィッティングしたと言っても、その後不具合が出たら改善しなきゃ....ってなわけで、乗って初めて解る不具合とか、その後のモデファイ及び、インプレッション等を.....

早い時期に乗り出した者のつとめで!?色々な不具合の改善方法などを惜しげもなく公開します!!
 
 


4月から5月にかけて



 

 
     
650になって水冷化されたおかげで、ラジエターシェラウドが取り付けられたわけだが、どう考えても何かの流用ではないかと思わせるフシが.......

高速道路などで100キロ以上で巡航していると、ラジエターシェラウドが風の抵抗で上の写真の様に広がって来るんだよね......これはタンクに2カ所とラジエター下に1カ所でしかシェラウドが止められてないのだ。肝心のラジエター上では止められてないので、そこがパカパカするのだ!!

で、気になってしょうがないからラジエタートップコアとタンクの部分にちょうど良い隙間が有るので、そこにシェラウドのリブに開けた穴とでタイラップで止めてしまいました。これならかなりのスピードでもびくともしません。
 
       

先のページでも紹介していますが、ナンバープレートの取付にも苦労したんです。色々考えてステーを加工して付けたんですが、想像以上にエンジンの振動が有り、ビスがゆるんでもう少しでナンバーが落下!!ほんと無くしちゃう所でした(笑)

で、補強のためにアルミステーをワンオフ作成。重くなった分ナンバープレートベースに穴を開けて軽量化することで相殺、今度は大丈夫でしょう。

振動対策としては、ナンバープレートを1.5mm厚の穴開け加工を施したアルミプレートに、接着剤で完全に接着してあります。

こうしておけば、ナンバーを取り付けるボルトの穴のまわりや、サイド部分に振動でクラックが入るのを防げます。

車検証などの書類を入れておくスペースがないのも困りものですので、2000'XR250Rのリアフェンダーバックを流用して取り付けました。小振りなデザインで2000年モデルのホンダ・レッドなのでリアフェンダーとも相性ばっちり。












納車日から3日後にはナラシ終了!!早速オイル交換です。フレームのアンダーループ前半部分のオイルタンクからオイルを抜き、続いてシフトレバー根元のケースドレンからオイルを抜いていきます。

オイルライン上に残ったオイルを追い出すために、空キックを数回!出るわ出るわ!600からオイル量もだいぶ増えているようです。

今回は10W-50のカストロールRS+マイクロロンで行きます。オイルを入れたらエンジンをかける前に十分に空キックをしてオイルラインに油を行き渡らせ、ヘッドにオイルを送り込んでから、エンジン始動。

   
       
クランクケース左側にあるオイルフィルターケースと、オイルポンプです。下側に4つの羽が生えたようなやつがトロコイドポンプ型式!?のオイルポンプになります。エンジンが冷えていてオイルが固いと、ここから何とも言えない音が聞こえてきて、「壊れちゃったかな?」って心配になっちゃいました(笑)

オイルフィルターは650、600、400、250全てが共通部品で、これは今まで通りホンダ流。

クランクケースにマシニングセンターでの加工跡がくっきりと残り、まるでワンオフで削り出したかのよう..........
   
エンジンオイル交換のその後

●2000/4/6 納車 OD 0km
             ホンダ純正ウルトラ

●2000/4/10    OD 1,000km
             10W-50のカストロールRS(2.4L)+マイクロロン エレメントNew

●2000/7/29    OD 2,950km
             20W-60のワコーズ4CR−V(2.2L) エレメントNew

※走行距離2,000kmでの交換となっていますが、マイクロロンの定着のことも有るので、もう少し延ばしたかったのですが、実際にオイルを抜いてみると、かなり劣化していました。

水冷になったとはいえ、やはりビックシングルの高圧縮から高出力を絞り出していることもあり、また、俺の使い方も普段からアクセル全開か全閉!っと極端なことから、今後も2,000km毎のオイル交換サイクルとする予定です。
       
     

リアサスをカバーしているマッドガードですが、スイングアーム側にガイドが付いていないので、どうしてもリアタイヤと干渉して削れていきます......ま、消耗部品とも言えるんだけどもね。

 
 



写真ではちょっと見にくいかもしれませんが、潤滑方法がドライサンプなので、オイルタンクが有り、そこにオイルレベルゲージ付きのフィラーキャップが付いているんですが、どういうわけか、ゲージがタンク内で何かと干渉しているらしく、うまく閉まりません。削ったりちょんぎったり調整してみてもダメというわけで、ゲージの付いてない物に替えてしまいました。なんとヤマハのセロー用がぴったり(笑)

 
       
       
DKから外装をUSに替えるに当たってブレーキラインがライトカウルに干渉してしまったのですが、その原因が判明!

DKとUSとではラインガイドの長さが違うのだ。で、さっそくUSタイプに交換。手で持っている方が交換したDK用です。出っ張りが少ないでしょ。

   
     
  メーターは180キロフルスケールですが、なんと驚くことにストックの状態でメーター分スピードが出ちゃいます!ギア比自体はUSもDKもファイナルが一緒なので、オーストラリア仕様のファイナルなら200キロも夢じゃない!?......あぁ〜怖い......だって、市販の250のオフロードバイクと同じ車重のバイクでこのスピードが出ちゃうんですから(笑)

ちなみに、600だとせいぜい150キロが限界でしたからね。
       
       
       


6月から7月にかけて


ようやくホワイトブロス(ホワイトブラザース)のサイレンサーが発売されました。

前に乗っていたXR600Rには同メーカーのアルミメガロイを付けていたのですが、今回はイー・シリーズが最初に販売されたこともあり、こいつにしました。

特にこいつにしておけば、バハで勝ったワークスと同じ仕様の両サイド振り分けのエキパイが後から販売されるようなので、そいつも楽しみですな。
       
       
ノーマルとの比較です。

サイズ的にはかなり小さくなっていますが、重量的には実測はしていませんが、ほとんど変わらない感じです。ま、それだけ、ノーマルのサイレンサーが良く出来ていると言うこと。

イー・シリーズは取付管形状がメガホンになっています。

       

  ノーマルにはガスケットが入っていますが、イー・シリーズには使いません。

いちよう液体ガスケットを塗って取り付けました。
       
取付直後の様子。

ジョイントの部分を微調整しただけで、とりあえずすんなりと付きました。

特にサイレンサーを吊しているステーはアルミ削り出しで、振動対策だと思うのですが、かなりしっかりとした物が付いています。

 
       
       
取付完了!!

やっぱ、かっちょええなぁ〜!!





後はワークス・エキパイが発売されるのを待つだけだ!
       
   

テールエンドに付いているディスク(皿)は、取り付ける枚数によって排圧をコントロールし、自分なりのセッティングが出来るスーパートラップ・タイプです。

今回も、ウィリー祐一たるバイクにするために(笑)全12枚を取り付けて、気持ちの良いサウンドを!

実際の音は、ノーマルの「バフバフ」した感じの耳障りな音が無くなり、スーパートラップ特有の一発一発の音がハッキリと解り、高音域が消音されて、低音のきいたサウンドです。

乗ったときの音は、ノーマル(DK)よりも静かに感じます。

アンダーガードも入荷してきたので、早速付けました。

さすがにノーマルの樹脂製では、サンドを走る分には問題は無いけど、日本的な林道をハイスピードで走るとか、ガレた林道で、50センチぐらいのステアケースをこなすには、これぐらいしっかりしたアンダーガードが欲しいですね。

特にXR650Rではフレームのアンダーループの部分もアルミなので、ヒットして曲げると、後で後悔しそうだからね。

鉄だったら、適当に溶接しちゃえば直るんだけど、アルミじゃそうはいかないでしょう。

 
 



水冷用のリザーブタンクも、このとおりしっかりとガードしてくれます。

チョット重いので穴開け加工をいっぱいして、軽量化しようかとも考えましたが、穴開け加工をすると、そこからクラックが入ることが容易に想像できるので、やめました。(笑)

何と言っても振動がものすごいからね(笑)

 
       
       
  ノーマルの状態から、ジェッティングに関してはかなり気になってはいたのですが、今回マフラーを替えたついでにプラグチェックを。

実際にはスパーク端子の部分はかなり白っぽく焼け気味で、まわりの部分にはかなりの量でカーボンが付着。

ボアが大きいのでアクセル開度によって、リッチになったり、リーンになったりしているようだ。

ま、結論的には「リーン」(薄い)であると判断した。アクセル全閉でのアフターファイヤーとの因果関係もたぶん、ここら辺に原因が有るかもしれない。
 
       
本当なら中間域のニードルのクリップ位置も下げたかったのだが、いっぺんにやると訳が分からなくなるので、今回はメインジェットのみを交換。

ノーマル#175 → #180 に2番手アップ



セッティング用に172番から182番までメインジェットを一括購入。

サイレンサー交換+ジェッティングを施した後での乗ってみての感想は、低速はそれほど変わらないのだが、低速から中速にかけてのつながりがスムーズになって、中速以上は全体的にトルクが上載せられたような感じで非常に良いフィーリングを持った。いっきにジェットを2番手アップしたが、濃い感じは無く、非常にスムーズ。高速域については、はじける感じで、まさにサイレンサーの抜けが良くなりつつも、低速域では排圧がきいている感じで、乗っての感じは気持ちよいの一言だね。

 
メインジェットは非常に柔らかい材質で出来ているので、このように電装パーツ・小売り用のケースと、ウレタンマットを使って収納ケースを作っておくと、持ち運びにも便利だし、傷も付かなくて良いですよ。
 
     
   
メインジェット専用工具      

さて次は何かな?

     
     

 

消耗部品交換編へ