電子ネットワークマナー集 |
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●積極的に発言しましょう | |
電子ネットワークの財産は、会員の皆様ひとりひとりのメッセージです。貴方のひとことが活気あるネットワークを形成します。会議室での発言は出来るだけ積極的に行うようにしましょう。 ※ここでは会議室と表現していますが、各種通信サービス内のフォーラムや、ウェブ上の掲示板、そしてメーリングリスト等でも同じ事が言えます。 |
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JpSARTメーリングリスト(以下単にJpSART-MLと標記)でも、会員全員が積極的に発言することにより、活発な運営や会員相互の理解が深まるものと考えます。 | |
●送信する前に読み直しましょう | |
多くの方が接続しているインターネットは、システム形態がホストと端末の関係にあるパソコン通信と大きく異なり、独立したホストの集合体です。ですから、メッセージは、貴方が書き込んだサーバーだけでなく他のサーバーへもどんどん流れて広まっていきます。ちょっとした「しまった」も送信した後は削除などの処置が大変困難ですので、メッセージを送信する際には内容について充分注意するようにしましょう。 | |
●添付ファイルは避けましょう | |
ひとくちにインターネットと言っても、いろいろな使い方があり、例えばウェブ上では(=www)情報を発信するのも受け取るのも、その人の選択で自由に行えますが、メールや不特定多数が参加するメーリングリストなどでは、受け取る側に選択の自由はありません。送る相手に負担を掛けないように添付ファイル等は付けない等、サイズの大きなものは送らないように心がけましょう。 ※上に述べたケースに限った話ではなく、個人から個人へ宛てたメールなどでも、あまりにもサイズの大きなメールは嫌われます。 参加者全員が特定できるようなメーリングリストなどでは、情報の共有化をはかる意味では添付ファイルも許されるでしょう。ただし、アナログスピードで運用されている方のことも考えて、一般的にサイズは100kbt以下ぐらいが目安となります。 |
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●個人や団体を誹謗する発言は避けましょう | |
同じコンピュータを扱う者であっても、参加する人々の性格は十人十色であり、中には自分とは考えの大きく異なる意見に出会うこともあるでしょう。その意見に対して感情的な批判をしたり、くどくど非難をしたりするのは周りの人たちにとって非常に不愉快なことであり、発言者の活動意欲を大きく減退させることにもつながります。お互いの意見を尊重することから円滑なコミュニケーションが生まれます。積極的に意見することは大切ですが、強く誹謗することは避けましょう。 | |
●感謝の気持ちは言葉にしましょう | |
電子ネットワークに参加する人の多くは非常に心優しく思いやりに富む方々です。貴方が何かに困っていると思えば、快くその悩みを解決するために力を貸してくれるでしょう。それはハードウエアのトラブルへの対処法であったり、役立つファイルの紹介だったりと内容はいろいろです。それらの好意に対しては、きちんと相手の方にわかるように「お礼」の言葉を述べるようにしましょう。また、トラブル対処法を実行した結果報告もお礼のひとつです。それによって他の同じ悩みをもつ人の問題解決のヒントになることもありますので、結果報告も行うように心掛けましょう。 | |
●転載は作者に「お断わり」しましょう | |
電子メディアはオリジナルをそのまま簡単に他に移すことが出来るという最大のメリットがあります。その手軽さ故に、メッセージの書き手やファイルの作者を無視した「無断転載」がたびたび行われています。ネットワークに登録されているメッセージやファイルの著作権はすべて作者にあります。他のネットワークやメディアに利用する場合には作者に一言了解を得るようにしましょう。また、他の書物や新聞などから文章を引用する場合にも、その出典を明らかにするようことが望ましいでしょう。貴方自身に権利のない著作物は自己判断で他へ流用することは避けるようにしましょう。 ※参考までに固有のメーリングリスト内でも、誰の発言に対して返信をしているのかを解りやすくするために、他の方の本文を引用したら必ず”??さんは書かれました”など、引用させてもらった方の名前を書いた上で引用しましょう。 この場合、全文引用を原則としているところもありますが、引用理由を理解させるために必要のない部分(署名欄やMLのCM等)は削除して、見やすい構成としたほうが良いでしょう。サイズを小さくする意味もあります。 |
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JpSART-MLでの引用方法は、本文の意味が解る範囲で、引用部分を最小限にして、そのほかの部分は削除して下さい。 | |
●違法行為は絶対にやめましょう | |
電子メディアの世界も法律はいきています。違法コピーの送信などはやめましょう。また、自分の身分を偽ったり、ありもしない公募を行うことなども度を過ぎると違法となります。嘘の社員募集を行い裁判にまで持ち込まれたケースもありますので、悪い冗談はしないのが無難でしょう。貴方の書いた情報は不特定多数の方の目に触れるものです。不確かな情報や無責任な発言は慎むようにしましょう。 | |
●プライベートにかかわるメールの転載はやめましょう | |
電子メールは基本的に個人対個人のプライベートなメッセージ交換機能です。貴方は公にしても構わない内容だとしても、相手の方は公にすることを不愉快に思うかもしれません。受け取ったメールを他の人に転載する場合や会議室などに公表する場合は、事前に送信者の了解を得るようにしましょう。特に個人のプライベートに関わる内容を他に転載する場合には注意する必要があるでしょう。個人のプライバシーを侵害したり、中傷したりすることのないように気を付けましょう。 ※閉鎖的なフォーラム内でよく起こるケースなんですが、フォーラムで見たものか、個人的にもらったメールで見たものかを勘違いして、非常にプライベートなことをフォーラム上に流してしまうことも起こります。 |
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JpSART-MLも、特定のメンバー内での運用なので、上記の様なことが起こりがちです、注意しましょう。 | |
●ウイルスチェックは「癖」にしましょう | |
貴方ひとりの「まあいいや」がネットワーク全体の被害になることもあります。アップロード前のウイルスチェックは必ず行うようにしましょう。ウイルス情報には常に気を配り、新種のワクチンを入手するように心掛けるようにしましょう。また、ウイルスはネットワークだけでなく、他の人から受け取ったフロッピーなどから感染することも多々あります。貴方のコンピュータに入るデータのすべてに渡って常にウイルスチェックを欠かさないようにしましょう。 | |
●BBSでは組織を離れた「個人」であることを認識しましょう | |
有名企業のお偉いさんも、BBSを運営する管理者も会議室で発言する時にはひとりの個人です。その人の発言をそのまま企業や団体の発言であると取り違えることのないように気を付けましょう。また、発言する人もBBS上では企業や団体を離れた個人であることを認識しましょう。BBS上ではすべての人が平等であり、何物にも捕われない自由人であることを忘れないようにしましょう。 | |
本文参考:FirstClass Link(CREATES CORP) 補足:ウィリー祐一 |
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JpSARTメーリングリストを利用する上での注意点 |
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