支 援 活 動 申 入 書





               様 




 別添資料、「水難事故時の救助・捜索支援活動の申し入れ」に基づき、下記内容にて協定を結びたく、ここに申請いたします。



一、静岡県東部地域の河川、その他湖沼において水難事故がおきた場合、要救助者等の
  救助・捜索活動への直接的支援。

一、その他、我々が有する特性を考慮した上で、考え得る他の事例

平成   年   月   日



申請者

 広域防災水難救助捜索支援機構 JpSART
  (経済企画庁長官認可申請中・NPO法人)

     富士川広域分駐所



        所 長             印

 
 
 
 

水難事故時の救助・捜索支援活動の申し入れ

リバーレスキューボランティア







資 料









広域防災水難救助捜索支援機構 JpSART
(経済企画庁長官認可申請中・NPO法人)

富士川広域分駐所
0544−65−1123

 
 
 
 

目  次





1.はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1


2.リバーレスキューの必要性・・・・・・・・・・・4


3.活動の範囲・・・・・・・・・・・・・・・・・・5


4.ラフトボートの特性・・・・・・・・・・・・・・6


5.支援活動時のフローチャート(例)・・・・・・・10


6.まとめ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12


  参考資料・・・・・・・・・・・・・・・・・13〜

 
 
 
 

1.はじめに

 この資料の内容については、我々が過去実際に体験した経験に基づいて、あくまで当方の見解を記述したものであり、一部事実と違う内容の記述となっている可能性がありますが真偽の確認はしておりません。

 この提案書作成の直接のきっかけとなったのは、平成10年9月5日午後2時頃に富士川沼久保地先で、高校生が富士川に流され行方不明となった水難事故を身近に経験したことである。
 我々は、富士川及び芝川などで、ラフトボート※1)を使って、競技種目としてのラフティング※2)及び商業ラフティング(川下り)をしておりますが、同日も富士川にて活動しておりました。
 同日14:00頃、川下りを終え、富士川町立体育館の東に位置する富士川右岸側の川原で食事をしていたところ、にわかに消防及び警察車両のサイレンが複数聞こえはじめ、富士市岩本地先の川原にも多数の消防車両が駆け付け、ただならぬ気配を感じた我々は、富士市消防隊に所属する友人に電話で確認したところ、蓬莱橋上流の岩場から、少年が富士川に流され行方不明となったと聞き、その電話で捜索協力を申し出、急ぎ蓬莱橋へ急行した次第です。
 蓬莱橋に到着した我々は、付近にいた警察官に事情を説明し、14:30頃、富士川蓬莱橋下流付近の右岸側よりボートを搬入、水面上より下流に向かいながら捜索活動を開始しました。
 まず、人間がラップ※3)していそうなポイントと、エディー※4)をしらみつぶしに見て回るが、発見できない。川岸の至る所にいる行政及び消防団の方と情報交換しながら進む。14:45頃、大きな中州が流れを二分している手前の左岸側を高校生ぐらいの少年が水着姿で歩いているのを発見、すぐに現在行方不明者を捜索中だということを説明するが、自分は違うと否定するので、その場では行方不明者を一緒に捜している友人なのだろうと判断した。
 その後、対岸に警察官が2名おり、しきりにこちらを呼んでいるので近くまで行ってみると、行方不明者が発見されたとの説明を受け、しかも、さきほど我々が話しかけた少年だと聞き、我々が確認したら違うと言っていたことも伝えたが、無線機からの情報と聞き、その後は目視だけの簡単な活動に変え、15:30頃、捜索活動協力を終え帰宅の途に付いた。

 しかし、後日この情報が一時的な誤報と知り、県の防災ヘリが川の中の岩にラップ※3)している行方不明者を発見したのが15:30頃、しかも、場所的な要因からヘリからの救出活動が困難を極め、発見から収容までにかなりの時間を費やしたと聞き、もしその場でリアルタイムな情報が得られていたらと残念に、いや、我々とすれば水面上に直接エントリー出来る「手段」と「機動力」を持っていたというのに、協力が出来なかったことに対して、自責の念を感じ、事故後すぐに行政当局(富士宮市)へ、このような事故があった場合に備えて救助・捜索活動の支援を申し入れるが、ボランティアによる救助活動支援時に、もし事故が発生した場合に起こるであろう諸問題を解決できず、その後保留状態となった。


−1−

 
 
 
 

 従来より、日本のカヌー・カヤック・ラフトの愛好者などのリバーピープルは、自分たちの危機管理・安全管理として独自に、「河川の構造(特に急流における流動力学や危険について)」「河川での安全管理」「河川における救助活動」について学び、自己完結的なセルフレスキュー体制を整えていると共に、バイスタンダー(現場にいる人々)として、川で起こる水難事故に、各地でそれぞれ対応してきたのも事実なのです。
 そしてやはり我々と同じ様に悲惨な事故現場に立ち会うことで、何とか自分たちが持っている特殊な技能を地域に活かせないかと努力してきた人々が、全国から集まることによって、個人の力だけでは越えられない壁を、組織力を持って水難救助に特化したNPO法人を設立することによって、達成しようと設立されたのが「広域防災水難救助捜索支援機構」JpSART(ジャパン・サーチ・アンド・レスキュー・チーム)です。

●広域防災水難救助捜索支援機構とは
 主に内水面における水難救助・捜索の支援を行う民間ボランティアチームのことです。この水難事故に特化した救助・捜索の支援ボランティアチームは、例えば突発的な水難事故や台風などによる洪水被害に対して、警察・消防・関係行政機関の救助活動を支援して人命・および人身・財産の救助にあたったり、あるいはバイスタンダーとして警察・消防が現場に到着するまでの間に、即応的な救助活動を率先して行うことを目的としています。
 また、水難事故を防ぐために地域に根ざした、水難事故防止にかかわる教育や、啓蒙活動にも力を注いでいきます。

●組織の概念
 先に述べたとおり、日本のカヌー・カヤック・ラフトの愛好者などのリバーピープルは、自分たちの危機管理・安全管理として独自に、「河川の構造(特に急流における流動力学や危険について)」「河川での安全管理」「河川における救助活動」について学び、自己完結的なセルフレスキュー体制を整えてきました。急流における河川救助専門技術者をアメリカ及び周辺諸国で養成してきた「RESCUE3」社※5)の「SRT急流救助専門技術者」資格保有者も多く、急流や川に精通したリバーピープルには、非常に高度なノウハウと実行力が有ります。
 これらのノウハウや行動力を「自己完結」の枠から発展させて、広域に渡って結集し、行政や一般社会とリンクさせることで、より安全で効果的な水難救助のシステムがセットアップできるのではないかというのが、JpSARTの活動コンセプトであり、提案となっています。
 しかるに私たちはこの経験を契機に、今回のケースのような場合には一市民として少しでも行政の一助となれば幸いと考えるものであり、行政に対して組織だった団体として、行政の一役を担おうなどと考えてはおらず、あくまでもこの地域に住まう者として、何か事が起こったときには、その技術と特殊な装備を有している私たちにもお手伝いが出来るのではないかと提案いたします。

 つまり、今回のケースのような水難事故に対して、どの様な協力が出来るかは私たちとしても提案はさせて頂くが、反対に行政としても、私たちをどの様に活用できるかをお互いに考えて行くのが理想だが、最初からあまり高度なことは考えず、まずは各地域毎に行われる防災訓練などに参加させてもらったり、当方が行う水難救助訓練に行政からも参加してもらうなど、お互いのコミュニケーションから始めるのも一案と言える。

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 それに、現実的にこの様なケースの場合、私たちが支援活動をする上で100%危険が無いとは言い切れず、行政としても私たちのようなボランティアを認めることについては難しい立場にあるとは思うが、あくまでも私たちは自発的に協力を申し出ているのであって、そのリスク及び費用的な部分は私たち自身で負担するものと考えている。
 例えば、行政から協力要請が有ったとしても、その時に実際に出動するかの判断は私たち自身がすることであり、自発的な協力が出来ないときはこちらサイドでお断りするケースも考えられる。
 もちろん支援活動中に私たちの身に何か事が起きようとも、ボランティア精神に則れば自分自身で責任を負うのが当たり前であり、その為に、自分の身を守るために、そして個人補償をする上で必要な分の保険に組織として加入してるのはもちろんだが、この組織に参加している者全員と、誓約書を交わしております。(別添:参考資料参照)



本文注釈
※1)ラフトボート:強化ゴムで出来た、いわゆるゴムボート。
  今現在私たちが保有しているのは、8名定員10艇、6名定員1艇の合計11艇。
※2)ラフティング:ラフトボートを使っての激流下り
※3)ラップ:貼り付くこと。流れの中にある岩や、流れを直接受けている岩場などは、
  流れによる水圧で、引っかかると言うより「貼り付く」という現象。
※4)エディー:流れの中にある岩の背後は、水が逆に巻いており、上流から流れてきた
  ゴミ等などがたまることがある。
※5)RESCUE 3 SWIFTWATER RESCUE TECHNICIAN:インターナショナルな資格であり、
  ”SWIFTWATER=急流”における救助活動訓練を受けた者のみが持つライセンス。
  有資格者は全世界に約2万人、日本では約5百人ほどの資格者がいる。また、資格者
  が一番多いアメリカでは、消防における教育マニュアルの中にレスキュー3テクニッ
  クが組み込まれ、主に消防士や警察官など救助活動に従事する者が多く所持している。


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2.リバーレスキューの必要性

平成10年9月5日午後2時頃に富士川沼久保地先で発生した事故について、我々が経験し、また、後に知り得た情報を検証してみたいと思う。

 まず、我々が水面上へと直接アクセスできる手段を持っていたのはもちろんだが、実際に川の上へ出てみると、人の入れる川岸には本当に大勢の行政の方、及び消防団の方が捜索活動をしておられたが、水面上から捜索活動を行っていたのは我々だけであり、川岸が絶壁であったり、徒歩での進入が不可能な川岸には捜索隊の人影は見あたらなかった。
 これは、後に知り得た情報なのだが、結局行方不明者を発見できたのは上空から捜索していた県の防災ヘリであり、もし、ヘリコプターによる捜索が無かったとしたら、陸上から人が近づけない場所で発見されたのだから、水面上への直接的なアクセス手段がなければ、発見はもっと遅れていただろう。
 また結果論であるし、我々の思い上がりなのかも知れないが、14:45頃、大きな中州が流れを2分している右分流ルートの右岸側で警察官から呼ばれ、一時的にせよ間違った情報を受け取らなければ、本流である左本ルートを下る予定であり、県の防災ヘリが、15:30に行方不明者を発見する少なくとも30分前には、我々が行方不明者を発見できた公算が強い。
 もう一つに実際に我々が捜索活動協力をしていた時に、例えば無線機を携帯した消防署員等を我々のラフトボートに乗せることが可能であったならば、リアルタイムな情報を得る事ができ、我々にしか持ち得なかった水面上での機動力が遺憾なく発揮できたことと考えられる。

 まず第1に、14:45頃に関係者の間に流れた行方不明者発見の誤報の元になった少年が、実は残念ながら亡くなられた少年の友人で、行方不明となった少年が発見された場所のすぐ上流まで、亡くなった少年を助けようとして、一緒に流されてきたという事実もその少年を確保した上で、捜索隊本部と無線機を通じて確認を取り合えばすぐに解ったことだし、その後、その少年から詳しい情報を得られれば、早期発見につながったことと思われる。そしてもちろん、その行方不明者に間違われた少年と最初にコンタクトを取ったのは我々であり、それは水の上での機動力を持っていたからこそと言える。
 また反対に反省点として、なぜもっとその少年に事実確認を出来なかったのかと、その時に反省したのも事実だ。

 第2に、これは我々が実際に目で見て確認したわけではないが、行方不明者を発見し、救出活動を行った県の防災ヘリが、発見から救出までにかなりの時間を要したということに着目した。
 何回も述べるが、我々の勝手な想像かも知れないが、水面上への直接的なアクセス手段がヘリコプターによる空中からの手段しか有り得なかったために、不安定な空中からつり下げられた隊員が、水の流れている水面下での作業により、救出活動が困難を極めたのは当然想像され、この時にもし、この情報が得られれば、ヘリコプターとラフトボートによる協力体制で、救出活動も違う一面を見せたのではないかと思われる。

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3.活動の範囲

 ここに提案させて頂くのは、あくまでも私たちが独断で考えたことであり、相談をさせていただく間に、修正及び削除、そして追加されることが望ましい。


@水難事故
 富士川・芝川等の河川、及びその他湖沼においての水難事故がおきた場合の行方不明者
 等の救助・捜索活動の直接的支援及び後方支援。
  現実的には、富士川・芝川等の河川、つまり流水上に於いて、我々が有する特性が生
 かされるものと考える。

A台風・大雨等の水災害
 水災害が起きて、市民が居住している地域が水没した場合の避難誘導。
 活動場所が流水でない場合、通常8人乗りのラフトボートを使用して、これに4名の
 ガイドが搭乗すれば、避難住民を6名まで機動的に搭乗させることが出来る。

B水難事故防止
 直接的な水難事故等での救助・捜索活動の支援に限らず、水難事故防止を促す上で必要
 になる、各河川に根ざした者でなければ解らない地域的な危険個所などの情報や、実際
 にそのような事故に遭遇した時に、いかに自分の身を守るかなどの教育・啓蒙活動

Cその他
 我々が有する特性を考慮した上で、考え得る他の事例

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4.ラフトボートの特性

 私たちが保有するラフトボート及び装備品を写真を交えて説明いたします。

@インセプト・セルフベイラーラフトボート(通常定員8名)
  このラフトボートはニュージーランド製の最新型で、構造は合計8気室からなり、
 ボートの一部が破損しても沈没することは、まず有り得ない。
  また、ボートの中に入ってきた水を排水するために、底には無数の穴が空いており、
 激流に於いてボート内に水が入ってきても掻き出す必要がない。

形状寸法:4,300×2,100
重  量:48kg
特  性:自動排水型、船体底面にも
     浮力体を有し、安定性及び
     浮力に富む。



船体底面に開いた無数の穴が排水装置
 



平成12年7月現在で、我々は、このタイプのラフトボートを10艇保有しており、通常定員は8名だが、静水面等では12名まで安定して搭載できる。
 また、富士川などの流水上でも、我々が6名搭乗すれば、安定してボートを操船する事ができるので、レスキューアー1名と要救助者1名の合計8名が搭乗できる。

−6−

 
 
 
 
左の写真は長良川に於いて毎年4月に開催されるラフティングの全国大会での我々の様子で、競技的には激流及び平水域に於いての的確な繰船を競うタイムレースである1997年は総合2位の成績を収めている
 このように、激流に於いても訓練された乗員が繰船する事により安定して目的地に到達することが出来る。


この写真は、1996年の同じく長良川で毎年10月に開催される全国大会で、スラローム競技の模様である。右の写真は旗門をくぐりながら、遡上ゲートである第7ゲートに向かって川を流れに逆らって登っていき、

左の写真では完全に川を遡上しながら、今正に旗門に向かってパドリングしているところである。この競技も確実に狙ったラインをはずさない的確な繰船技術はもちろんだが、チーム員全員の息の合ったパドリングと、スピードが要求される。

左の写真は旗門に向かっ
て、進入角度と進入スピ
ードを調整するために、
バックパドルを掛けてい
るところである。
 この時に重要なことは
チーム全員が息を合わせ
ることであり、日頃から
訓練していないと本番で
生かされない。

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 この様に私たちはラフトボートの操船技術を競う全国大会等へ積極的に参戦し、技術力や経験を重ねるのはもちろん、リバーレスキューに必要なテクニックを全員がマスターしており、プロのラフトガイドとして日本リーバーガイド協会の認定証も保有しております。

−8−

 
 
 
 
ヘルメット:乗員の頭部を守るために装備としてウオータースポーツ用ヘルメットの着用は最低必要条件である。水中にあっては頭部が水上に出るように浮力の一助とも成る。
 
 
ライフジャケット:規格で言えば浮力が7kg以上の物が必要だが、我々は10.5kgの浮力を有するジャケットを着用する。これを着用すれば人間が単独で水中に沈むことは有り得ず、水面上に限らず川に近づく場合は必ず着用する。
 
 
リバーナイフ:ロープを使用した救助活動時に事故等でロープを切断しなければならない時などに使用する。
 
ウエットスーツ:水中で長く活動するときに体温を保つ役目もあるが、怪我を防ぐために着用する意味合いが強い。
 
スローバック:ボートの上や、岸からこのバックから出ているロープのはじを持ち、要救助者に投げて使用する。ロープの長さは15〜20m。
 
専用シューズ:内部はウエットスーツ地で出来ており、川の中を歩くのに適している。
 
エマージェンシーキット:緊急事態に常に備え、携帯用酸素ボンベから、ファーストエイドに必要な物は装備している。
   


シングルパドル:ボートの駆動力を得るために使用する。カヌー等で使うダプルパドルと違って汎用がきき、舵の役目もするし、要救助者に向かって差し出し利用することも出来る。

当団体では今まで説明してきた道具に限らず、各種のレスキュー用具を保有しており、常に迅速に、また正確に各用具を使用できるよう訓練を行っております。

−9−

 
 
 
 

5.支援活動時のフローチャート(例)




−10−

 
 
 
 

広域防災水難救助捜索支援機構 JpSART

富士川分駐所組織図





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6.ま と め

 私たちが基本的に望んでいるものは、ボランティア精神に則り、私たちが有している技術及び、地元に密着して毎日川を下ることで得ている川の情報・知識が役に立てば本望であり、その行為に対するいわゆる”みかえり”は一切考えていない。
 私たちが今回提案させていただいた事、そして実際に行う行為についての自分たちの責任は、一個人として有しているものと同一に考え、たとえば、実際に活動中の事故による怪我や、最悪命を失うようなことになったとしてもその責は己が負うものと考えている。また、そのような事態に陥ったとしても対応できるように組織として保険に加入しており、当団体に加入しているものとは、誓約書を交わしております。

 ただ、私たちが危惧することは、善意による行為とはいえ、私たちが活動中に不幸にも第三者や要救助者に対して、不利益を与えた場合の対応については、出来ればご指導を願いたい。
 現時点ではいわゆる「ファーストタッチ」・要救助者への最初のコンタクトは、各行政機関の職員に行ってもらうことを原則とすれば、問題は回避できると考える。

 今まで述べてきたことは、あくまで現時点による我々の考え方に基づいているので、今後この申し入れが実現に向かうので有れば、多方面にご指導を願い、最前の方法を導き出せればと考えております。

 最後に本文中に、私たちの思い上がりとも取れる様な表現や、行政に携わる方を批判するかの様な表現もしくは、適切な表現を欠く部分も有るかと思われるが、あくまで私たちの熱意の現れとしてご理解を願った上で、この提案書を読むことによって不愉快な思いを抱かせたのであるならば、謹んで謝罪いたします。

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 参考資料として、JpSART加入申込書・誓約書の写し、JpSART団体加入保険証のコピー、各種新聞記事等をコピーして添付してあります。

−13ページ以降−

 
 
 
 

JpSART入会申込書



 私は、広域防災水難救助捜索支援機構の活動目的に賛同し、ここに 正会員 として

入会を申し込みます。

 なお、入会と同時に、会費納入及びJpSART規定の誓約書を提出いたします。


本人写真





        平成   年   月   日





       住 所

       署 名                    印

      
氏名(ふりがな) ○○祐一 ○○ゆういち
生年月日 19○○/○○/○○
血液型 AB RH+
出身地 静岡県富士宮市
自宅住所 〒418−0000 静岡県富士宮市○○○○
自宅電話番号 0544−○○−○○○○
緊急時連絡人(続柄) ○○○○(父)
携帯電話番号 090−○○○○−○○○○
勤務先名称 株式会社 ○○○○
勤務先住所 〒418−0000 静岡県富士宮市○○○○
勤務先電話番号 0544−○○−○○○○
職種・職責 ○○○○・○○○○
免許種別 第1種大型自動車免許
大型自動二輪車免許
JpSART履修訓練 RESCUE3 SWIFTWATER RESCUE TECHNICIAN T
I.R.I.A. LOW to HIGH ANGLE RESCUE Level U
RAJ公認(日本リバーガイド協会) RIVER GUIDE
Japan Adventure Canyoning 指導者講習受講 キャニオニングガイド
EMP JAPAN MEDIC FIRST AID Basic
普通救命講習修了証
特殊技能・資格 フォークリフト運転技能証
一級小型船舶操縦士



 
 

誓  約  書






 私は、広域防災水難救助捜索支援機構(以下JpSART)の定款及び、その他細則等

を遵守し、JpSARTの活動目的に賛同して活動しているので、下記の内容について

いかなる場合でも、異議申し立てはいたしません。




一、私はボランティア精神に則り、JpSARTの活動目的である、水難救助・捜索活動
  に従事している時や、訓練中、その他JpSARTの一員として行動している時に、
  不幸にも負傷、もしくは生命を失うことになったとしても、あくまで自己の責任に
  おいて行動していた結果と認識し、JpSART及び、これに所属する個人に対して
  や、各関係行政機関に損害賠償請求はいたしません。


一、私はボランティア精神に則り、JpSARTの活動目的である、水難救助・捜索活動
  に従事している時や、訓練中、その他JpSARTの一員として行動している時に、
  不幸にも私の財物が損傷、もしくは紛失したとしても、あくまで自己の責任に
  おいて行動していた結果と認識し、JpSART及び、これに所属する個人に対して
  や、各関係行政機関に損害賠償請求はいたしません。


一、その他いかなる場合でも、JpSARTの一員として行動している時に起こったこと
  は、あくまで自己の責任において行動していた結果と認識し、JpSART及び、
  これに所属する個人に対してや、各関係行政機関に、ご迷惑を掛けません。



以上誓約いたします。





                                  平成   年   月   日





                      住 所  静岡県富士宮市○○○○

                      署 名  ○  ○  祐  一    印

 
 


 

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