RESCUE-3 SWIFTWATER RESCUE TECHNICIAN Level 1

富士川開催・見学報告




富士川分駐所・所長である佐野文洋がインストラクターを務め、富士川分駐所に所属する新しい会員のベーシックテクニックの底上げを目的とし、そしてJpSARTに興味を持っている天竜川、気田川流域のリバーピープルも参加した。


2002年 6月 8日 〜 6月10日の3日間で開催

以下の記録は最終日の6月10日の模様です。

 
フット・イン・トラップメントしたビクテムをベクテルレイ法によって救助する訓練に先立ち、インストラクターから説明が............... 川の両岸に渡したスローロープをビクテムに脇の下に通し、ビクテムの呼吸を確保を図るためのステーブルラインの張り方。
 
 
実技に入る前に最終的な諸注意を与える、チーフインストラクターのヒロ氏。  
 
ビクテム役のFumiがSOSを意味するホイッスルを吹き、そこからトレーニングの始まりです。
まずは対岸にボートで渡ります。

ビクテムのエアラインを確保するためのステーブルラインを張り、続けて2ラインループによるビクテムの回収を試みます。

迫真の演技で望むビクテム役のFumi。
何をどうすればよいか解らず、ただ単に手元のロープを握りしめる生徒達(笑)
  インストラクターも楽じゃありません!(笑)
きっと心の中では「ばかやろー!早くしろよ!!」と叫んでいるに違い有りません。
まじで水流とテンションのかかったステーブルラインによって何回も水中に引きずり込まれていました。
 
チームトレーニングが終われば、その場でリーダーを中心に反省会です。




ハイラインチロリアン

 
 
最終日最後の実技、ハイラインチロリアンです。 まずは機材を確認しながらチームでディスカッション
      
 
ホイッスルを合図に救助訓練が始まりました。
まずはウィークサイドにボートで渡り、メインロープを渡すためにスローロープを渡します。
スローロープの端に取り付けたメインロープを、水流に翻弄されないように(水につけない)渡していきます。
   
   
メインロープがウィークサイドのアンカーに繋がれたので、ストロングサイドでもアンカーに繋いだレスキューエイトを使って、まずは人力でメインロープの緩みを取っていきます メインロープの取付が完了し、同時にピグリグシステムも準備OK!!
      
 
4:1のピグリグシステムでメインロープを引き、同時にメインロープの端では、ブレーキマンがたるみを取っていきます。

まだメインロープには少したるみが残っています。
  ピグリグシステムを渾身の力を込めて引くのが2人ですから、一人当たり50kgの力を発揮していたとするとメインロープには 50kg×2名×4倍=400kg のテンションが掛かっています。
 
テンションをかけ終わり、メインロープの端のブレーキポイントをロックします。

続けてコントロールラインAをウィークサイドに渡していますが、ウィークサイドでは同時にチロリアンシステムを組んでいます。

ハイラインチロリアンシステムに繋がれたラフトボートで救助に向かいます。

ラフトボート上でボートの動きをハンドシグナルとホイッスルで指示。

ボートをストロングサイドに付ければ救助完了です。

本日の講師陣

日本に於けるRESCUE3の神様(笑)、ヒロ氏
富士川分駐所のFumi君

どっちも黒い...........(爆)




やじうま、その1

いえ、取材です。(笑)



夜のRESCUE4、ナイトサーチに備え気勢を上げるの図。(笑)
 
 
      

 

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