ガレージは男の夢!?

男の秘密基地が出来るまで!?Part3





2002年12月19日
鉄骨の建て方です
 


  鉄骨部材はそれほど大きくないので、5トンの小型クレーンで鉄骨の建て方を行います。
まずは横付けしたトラックから、鉄骨部材を現場へ搬入します。
 
現場に赤く錆止め塗料の塗られた鉄骨部材がどんどん運び込まれて行きます。
 
四隅の柱は、□175×175・T9のコラム材。
いわゆるH型の鉄骨ではなく、角パイプの材料です。実物はかなりゴツいです!(笑)
 
クレーンで順を追って吊り上げていくので、その準備。
鉄骨部材には、どこに使用するかの判別コードが記されているので、それを使って整理していきます。
 
いよいよ建て方が始まりました。
まずは4隅の柱から立てていきますが、鉄骨の上部にワイヤーを掛けてクレーンで吊り上げ、鉄骨の底部に取り付けられたベースプレートに開けられた4つの穴に、基礎に埋め込んだアンカーボルトを差し込み、ナットを締めていくのですが、この時に”よろび”いわゆる傾きが無いように水平器で柱の垂直を調整しながらナットを締めていきます。
 
だいぶ建物の大きさが解るようになってきました。
2階へ上がる為の階段を取り付けます。
 
夕方近くから雨が降り出したので、作業途中でしたが、足が滑って危険なので作業中止です。
残りは明日.........





2002年12月20日
デッキプレート敷きと胴縁付け
腰壁兼擁壁の型枠組み
 
昨日は3時ごろから雨が降っちゃったので出来なかったデッキプレート(2Fスラブ床下地)敷きと、胴縁(壁材を貼る為の下地フレーム)付けの作業です。
こうやって作業している人と比べてみると結構でかいでしょ!?
 
  デッキプレートを並べてポイント毎に梁の鉄骨に溶接して固定していきます。
2階はこの上にワイヤーメッシュ(鉄筋)を敷き、スラブコンクリートを打設して床にします。
 
階段部
 
  1階の東側は庭の土を削って切り開いたので、地山とガレージの縁を切る為にコンクリートの壁を作ります。
この壁が土が崩れるのを防ぐ擁壁と、ガレージの壁を兼ねるので、構造的な強度も考え、コンクリートの厚さは15センチとしました。
 
内側から見るとこんな感じ。
今出来上がっている型枠は外側の枠で、こちら側に鉄筋を背筋した後、内側の型枠を組んでコンクリートを流し込みます。
型枠から生えている棒状のものは”セパ”と呼ばれるもので、内側と外側の型枠の距離を保つ為に使われるのですが、棒の真ん中程に見える黒い丸い物体は「止水パッキン」です。
壁の外側は土なので、そこから水が中に染みこんでこないようにする為のもの。





2002年12月21日
外部足場かけ
腰壁兼擁壁の鉄筋配筋
 
土曜日は昨日の作業に引き続き腰壁の配筋及び内側型枠の建て込みです。
来週の屋根葺きこみに備えて外部足場も組み立てられました。


ここらで使う生コンクリートの種類と鉄筋配筋を書き出しておきます。

●捨てコンクリート
 生コン 18-18-25(全て共通)
 
●基礎
 鉄筋 ベースD16@150シングル 柱型主筋D13 柱型フープ筋D10@100
 生コン 24-18-25

●腰壁
 鉄筋 D10@200シングル TOP筋のみD13
 生コン 21-18-25(早強)

●土間
 鉄筋 D10@200ダブル
 生コン 21-18-25(早強)

●2Fスラブ(床)
 鉄筋 ワイヤーメッシュφ5.5@100
 生コン 21-18-25(早強)





2002年12月24日
2階スラブコンクリート打ち
腰壁兼擁壁コンクリート打ち
 
今日はいよいよスラブのコンクリート打ちです。床はカラークリートでの金ゴテ直仕上げなので、雨が降ると最悪。仕上げる事が出来なくなるので、なんとか雨が降らないように祈ります。
生コンを運んでくるミキサー車からポンプ車の後部バケットに流れ込んだ生コンは圧送ポンプを経由して折り畳み式のブーム内のパイプへ運ばれます。
 
2階スラブコンクリートの打ち上がり。
表面に浮いた水が無くなるまでしばらく待ちます。
 
   1階の腰壁兼擁壁の型枠にも生コンを流し込みます。
 
打ち上がってから4時間経過。
コンクリートが硬化し始めるのを見計らって表面に通称カラークリートという表面処理剤の粉末をまき、表面のコンクリートとよく混ざるようにしながら金ゴテで左官職人が仕上げていきます。
色はグレーとしましたが、他にも緑とか赤とかが有って、一般的には緑を使うケースが多いのですが、室内を明るくしたかったのでこの色に決定。
 
   今回は「チチブ・カラーコンクリート」という材料を使いますが、色はグレー。
カラークリート仕上げとする理由は、コンクリートの表面に色を付けるのと同時に表面硬度が飛躍的に上がるので、経年変化によってコンクリート表面が荒れるのを防ぎ、コンクリート質のほこりも立たなくなります。
しかも防水性も期待出来るので、例えば床にオイル等をこぼしても染みこみにくく、簡単にふき取る事が出来ます。
通常整備工場などの床の仕上げに用いられるので、整備スペース兼のバイクガレージの床としては最適。





2002年12月25日
腰壁の型枠解体
鉄骨塗装
屋根折半葺きこみ
 
昨日コンクリートを打ったばかりですが、何とか年内に形にしたいので、どんどんバラします(笑)。
もちろん早バラシに備えて生コンの配合を早く強度が出るように「早強」としてあります。
 
この日は朝一で屋根の折半を葺きこみました。
長さ7.3m、巾60センチ程に工場で山型に成型された屋根材は、そのままトラックで運び込み、クレーンで一気に吊り上げて終わりです。
この程度の面積なら、それこそものの30分程度で作業が終わってしまいます。
外部足場の上ではペンキ屋さんが鉄骨の塗装中。
 
 





     
     

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