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どういう風にコケたかは、オフミーティング参照。
バイクは右側へ倒れたので、必然的に車体右側にはサイレンサーが出っ張っているので、シートレールは左側に曲がってしまった。
中心線から約2センチ程曲がったせいで、リアタイヤがリアフェンダー内側・右サイドと、サイレンサーに干渉し、排気ディスクカバーのエッジでタイヤが削れてしまっている。 |
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削れたリアタイヤ。
排気ディスクカバーはステンレス製で薄いので、ものの見事にタイヤサイドが削れてしまった。
しかし、右サイドカバーには確かに傷はあるものの、それほど大した傷ではない。
何故ここまで曲がったのか仮定してみたのだが、たぶんバイクが右サイドに倒れた瞬間(それはもう、すごいスピードで回転した(笑)))、右足が路面と右サイドカバーに挟まったんだと仮定出来る。
その瞬間にのみ大きな力がシートレールにかかって、曲がったのだろう.............
このぶんだと、立ちゴケしただけでも、ハンドルよりも先に右サイドカバーが接地するようなロケーションだと、簡単に曲がるだろう。 |
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修正前のバイクを後から撮影
見ても解るが、リア周りが中心線より2センチ程左側に寄っている。
サスがストロークしても何処にも干渉しないようなら、別に放っておいても良いのだが、走行に支障が有る以上、修正しないとね。 |
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で、修正作業途中で大問題が発生!!(笑)
なんと、リアフェンダーをシートレールに固定しているボルトの内、2本が空回りして外れない!(笑)
ありゃぁ〜..........
リアフェンダーが外せないと、シートレールの先っちょにパイプを突っ込んで修正する方法が採れないんだよなぁ〜........困った。 |
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で、何故ボルトが空回りしているかと言えば、XR650Rの場合、サブフレーム(シートレール)が中空のアルミ角パイプなので、母材(シートレール)側にタップ(ネジ山)が切れないので、パイプに穴をあけたところに、内側にタップの切られたスチール製のカラーが入っている。
このカラーは、座金の部分を外側から圧縮して固定されているのだが、オーバートルクでボルトを締め付けたりすると、簡単にカラーと母材が空回りしてしまうのだ。
しかし、今回初めてばらすところなので、メーカー側がオーバートルクで組み上げたとしか考えられない............この手のやつって、空回りし始めると、どうしようもないんだよな、母材とカラーが別部品なので、ボルトは虚しく空回りするだけで、外れない。場合によってはエアツールなどのインパクトを使うと、勢いで廻ることもあるのだが、今回はダメみたい........(笑) |
もしこれを外すと成れば、ボルトの頭を飛ばし、とりあえずリアフェンダーを外してから、ドリルで揉んでと言うことになるのだが、今回はめんどくさいので(笑)、リアフェンダーを外さずに、サブフレームの修正が出来る方法を考えてみることにした。 |
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で、考え出したのがこの方法。
バイク右側にモトクロッサー用の頑丈な作業台を置き、ちょうどフレームのスイングアームピボットあたりが、これに接するようにゴム板を噛ませて、バイクを右側に倒す。
フロント側が浮き上がらないように押さえてもらって、長いパイプをテコにして、スイングアーム内側にアルミ製のアングルでカバーした上にゴム板を噛ませてテコの支点とし、シートレール上に木製の角材を重ねた所を作用点として、チェーンラインをかわすように調整した後、俺がリアタイヤ上に乗って押さえてから、パイプの端に下方向に向かって一気に力を加えて修正していく。
もちろんこの時に、シートレールをフレームに取り付けているボルトを除いて、それ以外のボルトは全て外しておく。特にサイレンサーステーの部分は外し忘れると、クラックの原因になるので、絶対に外しておく。
3回程調整しながら力を加え、真後ろから確認しながら3人で作業した。 |
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で、修正後。
ものの見事に車体センターにテールランプが戻ってきた!(笑)
簡単に曲がるものは、簡単に戻るのだ!!(笑) |
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転倒とは関係ないのだが、テールランプバルブが切れたので交換しようと外してみたところ、バルブがレンズにさわって、レンズが溶けてる!!(笑) |
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キジマの汎用テールランプキットなのだが、青く囲った部分で配線が固定されていないので、ゴム製のランプベースとなっているチューブの部分から、バルブがソケットごと、振動で外側へ飛び出してきていたようだ!(笑) 赤丸部分がバルブの頭
てなわけで、青く囲った部分をシリコンコーキングして、配線コードをテールランプベースに固定した。
固まるのを待ってからバルブを新しくして組み直しました。
これなら大丈夫だろう.............
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