HONDA 2000' XR650R

を飼う!?Part9

ついに購入から2年!そう車検です。
あとFブレーキパッドも交換しました!

2002年3月23日現在で走行距離が11,942km

2000年4月5日にXR650Rがやってきてから、早いもので2年が経とうとしています。
 

2002年 2月〜3月

2000年4月5日にXR650Rがやってきて2年が経とうとしています。
そう、車検の季節がやってきました!

車検についての詳しいレポートは避けますが(笑)、とりあえず現時点で交換時期に来ているパーツとしてチェーンスライダーがそろそろです。



 車検完了!





2002年3月23日の夕方、来週末に控えたF2小湊遠征に備えて、使用限界を超えつつあるフロントブレーキパッドを交換してしまいます。

見れば解りますが(笑)、左が使用後、右が新品。
まさにベース面まであと1mmあるかないか!
ブレーキパッドは、機能部品の中の消耗部品としては一番重要とも言えるので、常にパーツをストックしてあります。
だからと言っては変ですが、ギリギリまで粘って使い切っても、いつでも交換できるので安心です。
 
とりあえず、ディスクカバーをはずし、フォークにキャリパーを取り付けている12ミリのボルトを外し、パッドピンを抜いて古いパッドを取り外したところ。

キャリパーピストンの周りには、泥やパッドかすがこびりついて、めちゃ汚い状態。
ここで絶対にしていけないことは、新しいパッドを入れるため、いきなりピストンを押し戻さないこと!こびりついた汚れまでピストンシリンダーに押し込んでしまうことになります。
  
 
そこで登場するのが、お掃除4点セット!!(笑)

1.洗剤(中性洗剤で充分)
2.水をたっぷり入れたバケツ
3.歯ブラシ
4.ワコーズのBCジャンボ(ブレーキパーツクリーナー)

はずしたキャリパーに洗剤を勢い良くスプレーガンで吹き付け、大きめの金属カスを吹き飛ばし、その後歯ブラシでゴシゴシ!!
そして水を入れたバケツに、キャリパーごとざぶん!!これを数回繰り返し、キレイキレイにしてあげます。(笑)
そしてエアガンで水気を飛ばすか、しばらく自然乾燥させた後、ブレーキパーツクリーナーを吹き付けつつ細く切り裂いたウエスなどでピストンの裏側まで綺麗にし、最後にもう一度たっぷりとクリーナーを吹き付けて脱脂します。
写真右側に写っているのは青と白のカップは、ベルレイのウオータープルーフグリス。
 
 
キャリパーピストンの掃除が終わったら、XRのFブレーキは、スライド式の片押2ピストンキャリパーなので、キャリパーホルダーとキャリパーを引きはがすようにしてはずし、2本有るスライドシャフトとシリンダー内を綺麗にして、スライドシャフトに薄くまんべんなく指でグリスを塗りつけ、シリンダー側には、手に残ったグリスをシリンダーの角でこそげ取るようにして、シリンダーの中にもグリスが入るようにします。
 
 
  
  
次にブレーキパッドですが、組み付ける前にパッドのディスク面に当たる角の4面に、ヤスリで少し面取りを施します。
こうしてやると、パッドの初期当たりが出やすくなります。



最後にパッドをキャリパーに取り付けるのですが、すり減ったパッドに合わせてせり出していた2つのキャリパーピストンを、新しいパッドが収まるように、2つ同時に指でゆっくりやさしく押し込んでやります。
この時にブレーキフルード漏れを起こす可能性があるので、ブレーキレバー側のマスターシリンダーのリザーブタンクを水平にしておきましょう。
もちろんピストンを押し込む量は、パッド2枚プラスその間に収まるディスクの分も入れておいてくださいね。

パッドピンも段付き摩耗がないかどうか確認し、大丈夫なようなら、これも綺麗に掃除してから、パッドピンのタップが切られた部分にだけ少量グリスを付けて取り付け、最後にパッドピンの蓋のタップ部分にも同じようにグリスを付けてねじ込めば完了!
ちなみにタップ面にグリスを付けるのは、次回取り外しの時に困らないようにするためです。

何故かと言えば、キャリパーはアルミ、パッドピンは鉄なので、アルミと鉄が長い時間強い力で押しつけられていると、電触で固着してしまうから。



そして、キャリパーを2本のボルトでフォークに取り付けるわけですが、この時にボルトを指で締められるまで締め込み、写真で言ってキャリパーを持ち上げるようにしながらレンチなどでボルトを締め付けましょう。

これまた何故かと言えば、まじで細かいことなんですが(笑)、ブレーキを作動させると、時計回りに回るディスクローターにパッドが押しつけられることによって、キャリパーには上方向に力がかかります。
ボルトを手で締め付けた状態で、キャリパーに上下方向にガタがあるとして、あらかじめそのガタのクリアランスを力のかかる方向に対してゼロにしておけば、キャリパーを締結しているボルト及び座面にまんべんなく力が分散するからです。
このことは回転部品を取り付ける時は全てに共通で、例えば上の写真にもあるブレーキローターや、リアスプロケットなどが代表選手ですね。

追記:ちなみにパッド交換後、朝霧のレイコさんちまで、初期当たりを取りに遊びに行きました。
その模様はレイコさんちのBBSにも報告が.........(笑)

そうそう、パッドを替えた直後は、ほとんどブレーキ効力が無いから気を付けてくださいね!(笑)まずは低いスピードでブレーキを引きずるようにしてパッドの座面と、ディスク面とを馴染ませ、一気に何回もやらずに数回に分けて段々と強くブレーキをかけるようにして、初期当たりを出してやります。
 
 
 
 
 





     
     

 

パリダカ12位の三橋淳と遊んできました