HONDA 2000' XR650R

を飼う!?Part7

定期メンテナンスと併せて、マイナートラブル解消

2001年9月8日現在で走行距離が10,141km

オイル交換でショップに持ち込むついでに、マイナートラブルに対策を講じました。
 


2001年 8〜9月

 
     

エンジンオイル交換時データ

 

今回のデータシートを拡大

     
2001年9月8日・オドメーター 10,141km 今回のオイル交換は少し引っ張って、約4,000km走行での交換としました。前にも報告していますが、日頃のメンテナンスはカッティングシートにデータを書いて貼っていきます。で、左のハンドカバー裏側に4枚目のデータシートが加わりました。

エンジンオイル交換の周期
     
●2000/4/6 納車 OD 0km ホンダ純正ウルトラ
●2000/4/10 OD 1,000km 10W-50カストロールRS(2.4L)+マイクロロン+エレメントNew
●2000/7/29 OD 2,950km 20W-60ワコーズ4CR-V(2.2L) エレメントNew
●2000/12/16 OD 6,221km 20W-60ワコーズ4CR-V(2.2L) エレメントNew
●2001/9/8 OD 10,115km 20W-60ワコーズ4CR-V(2.2L) エレメントNew

  
 
その他の消耗部品交換及び調整
 1.リアタイヤも同銘柄のTR−8で交換 
 2.1万キロを超えたところでタペットクリアランス調整
    調整する前にどの程度クリアランスが広がっているかゲージで実測したところ、まったく狂っていなかった。
  
 
 

振動から来る疲れを軽減するために対策したスポンジグリップですが、グリップの材質からか、G17での接着が剥がれ、力を入れて回すと、グリップが動いてしまうようになってしまいました。
もちろんワイヤリングを施してあるので、軽く回ってしまうことはないのですが、ハイスピードでオフを走っている時に、キックバックを押さえるために力強くグリップを握っているとグリップがずれてしまい、フィーリングが悪いので、一度外してから接着し直します。
  
本来は一度接着した物は、再利用しないのが原則ですが、左右共に完全に剥離していたので、裏返してシンナーで古い接着剤を有る程度除去し、ハンドル側(スロットルパイプについても)も綺麗にしてから、脱脂して、今度は瞬間接着剤(アロンアルファ)で、完全なる接着を目指します。
グリップの材質が柔らかいので、何も付けずに取り付けてから、細いマイナスドライバーを使ってグリップを広げ、奥の方から順番に接着していき、特にグリップの両端は完全に接着します。
丸1日放置してからワイヤリングを施して完成です。
左側は元々ワイヤリングを3本してあったのですが、スロットル側(右側)も3カ所に増やしました。

  
 
 
 
機能的には全く問題ないのですが、ステップピンを交換しました。
どうも乗っていて、足の裏に感じる振動が増えてきて、足の裏がかゆくなって仕方がないので(笑)、ステップの取付を確認すると、転倒歴のある左側はピンが曲がり、しかも段付き摩耗して、クリアランスが増えていました。
   
   
交換したステップピン
写真左側は、右側のステップからはずした物で、写真では解りにくいですが、かなり段付き摩耗しています。
写真右側は、転倒歴の有る左側ステップで、ピンは傘が付いている方から1センチ程の所で曲がっており、段付き摩耗も、こちらのほうがひどいようです。
 
 
  
  
エアクリーナーエレメントの汚れは、エンジンフィーリングに直結しているので、かなり短い周期で洗ってやります。
レースなどでは、ヒート毎に交換するのが当たり前ですが、公道で走っている分には、それほど神経質にならなくても良いとは思いますが、それでも目視で汚れてきたなと思ったら、すぐに洗います。
1万キロ乗ってきて、もう6回は洗ってますので、頻度とすれば1,000kmから1,500km毎に清掃していることになるでしょうか........
   
    
ノーマルのフィルターは、ツインエアーのフィルターを洗った直後(特に水洗いした時)に、バイクに乗りたい時のために、予備としてきれいに洗って取っておきます。
ノーマルもかなりの回数を洗ってますので、かなりくたびれてきています。
フィルタースポンジを洗うのに一般的なのは灯油を使って汚れを落とし、最終的には洗剤で水洗いというのが一般的ですが、最近は下のようなクリーナーを使っています。
   
   
ワコーズのフィルタークリーナーですが、ほんの少量でギトギトになったスポンジの汚れも落ち、クリーナー自身に乳化剤が入っているので、その後直接水洗いしても、クリーナー成分がスポンジから分離することなく、洗剤と混ぜてバケツの中で水洗い出来ます。
最後に砂などが付いていない平板の上にフィルタースポンジをクリーナーボックス側を上にして置き、ガソリンスタンドなどの水圧の高い水道で、スポンジの中に残った砂粒を内側から追い出すように、上から勢い良く水道水を当ててやります。綺麗になったら両手で握りつぶすように軽く水気を絞ってから(ぞうきんのようにねじって絞ると、フィルターが痛む)、エアガンを30センチ程離して、大量の風を当ててやり乾かします。
あとは、風通しの良い日陰で1日も干しておけば、完全に乾きます。
まじで綺麗になりますよ。
 
 
乾いたフィルターに、これまたワコーズのスプレー式フィルターオイルを吹きかけ取り付ければ完成です。
昔はツインエアーの青色の液体で、良く揉んでやると納豆のように糸を引くやつを使っていたが、こいつは染みこませるのも、洗うのも大変なので、ちょっとリッチに手抜き(笑)。

サイドカバー(クリーナーボックスカバー)も、溶剤で洗わず、研磨剤を含まない工業石けんと、洗車ブラシでゴシゴシ洗ってやれば完璧です。
 
もちろんクリーナーボックスの中も、ワコーズのパーツクリーナージャンボを使って、それこそ自分の舌でなめても大丈夫なくらいに綺麗にします。
 
 
 
クラックの入ったアンダーガードは、クラック部分を溶接して、共振を押さえるための対策は後回しにしていたのですが、対策のアイディアが浮かんだので、早速実行です。
XR650のアンダーガードは、ガード前面に2カ所とガード最後端に2カ所で取り付けてあるのですが、ガード自体がかなり長く、クランクケース下の部分は浮いているだけなので、ここが主に共振しているだろうと想像します。
ってなわけで、そこの部分にステーを2カ所増やしてやれば、だいぶ改善されるのではと考えたのがこの方法です。
モトクロッサーCR250のアンダーガード取り付け用のアルミの爪のようになったステーを流用し、長さが足らないので、ハンドルクランプの下側のアルミパーツを半分にしてちょうど良い高さに削って調整し、アンダーガード側に皿ボルトの傘が綺麗に埋まるように座ぐりして取り付けています。
アンダーガードがフレームのアンダーループから浮いている部分に厚さ2センチの堅めのウレタンを挟み込み、増設したステーをフレームに引っかけるようにして、アンダーガードを少し上に持ち上げるように取り付けました。
はたして、この対策が有効かどうかは、今後距離を伸ばしてみないと解りません。(笑)
 
 

     
     

 

サブフレーム修正へ