|
|
|
|
2000'XR650R (USA)
|
2000'XR600R (USA)
|
2000年モデルでフルモデルチェンジとなったのだが、しばらくは空冷600も併売される。しかもその価格差はたったの500USドル
91年の暮れから丸8年間、600にお世話になっている俺としては2000年モデルの600も愛着があるので、650との比較の意味で載せてみた。
こうして並べてみると違いが一目瞭然!あたりまえか!! |
|
| |
| |
 |
新型XRの売りと言えば、なんと言ってもアルミフレームだろう。
競技モデルのCR等では数年前からツインスパーのアルミフレームが採用されていたわけだが、XRでも開発当初は同じレイアウトのツインスパーのタイプがテストされていたようだが、剛性面で強度が出過ぎて走安性が堅い印象になり、”FUN
to RIDE”がXRスピリッツである以上、一部ダブルクレドールのセミ・バックボーンタイプのフレームに落ち着いたようだ。
写真で見るとバックボーンの部分がキャシャに見えるが、実物はメチャメチャ太くてゴツいぞ! |
| |

エンジン的に、もう一つの売りは、水冷になって50ccアップの650ccとなったエンジンだろう.......これで常につきまとっていた熱的問題から解放され、パワーを爆発させることが出来た。 |
| |
|
|
| |
| |
|
|
|
|
|
| |
|
|
XR伝統の燃焼室形状RFVCの放射バルブは採用されず、コンパクトなシリンダーヘッドとなっている。
SOHC・4バルブが出入りする燃焼室はコンパクトなペントルーフ型で、圧縮比10:1で無理なく61.2psを絞り出す |
|
シリンダーはNSR等と同じくニカジルコーティングが施されており、高い耐久性と放熱性をうたい文句にしているが、どうなんだろう、たしかにクリアランスは詰まって、フリクションロスが減るのは事実だが........スリーブレスとなったアルミシリンダーは軽量化にも役立っている。 |
|
| |
| |
|
|
|
| |
あえてほぼ実物大で載せてみたが、ボア直径100mmという超ビックサイズのピストン。
こんなにでっかいピストンが82.6mmもストロークしながらシリンダーの中で一生懸命働いているのだ!
画面上に手持ちの定規を当てて確認してみて下さい(笑) |
|
| |
| |
|
 |
ちなみに、クランクシャフト及びコネクティングロッドはこんな感じで、実にシンプルな構成だ。
上に書いたとおりストロークは82.6mmとなる。 |
|
| |
| |
|
|
| 2000' HONDA XR650R 性能諸元 |
| |
|
| エンジン |
水冷4ストローク単気筒 |
| バルブ型式 |
SOHC4バルブ |
| 内径×行程 |
100×82.6mm |
| 総排気量 |
649cc |
| 圧縮比 |
10.0:1 |
| 最高出力 |
61.2ps/6,750rpm |
| 最大トルク |
6.5kg-m/5,500rpm |
| 潤滑方式 |
ドライサンプ |
| 始動方式 |
キックスターター |
| 点火方式 |
CDI |
| キャブレター |
ケーヒンφ40mm |
| 変速機速 |
リターン式5段 |
| サスペンション |
前 φ46mmテレスコピック正立(285mm) |
| (ホイールトラベル) |
後 スイングアーム(308mm) |
| フレーム |
シングルバックボーン・アルミ |
| シート高 |
935mm |
| 乾燥重量 |
122kg(US) 137kg(DK) |
| 燃料タンク容量 |
10リットル |
| |
|
|
|