クラッチについて 投稿者:ダイジロ 投稿日:2003/04/11(Fri) 01:16 No.2107 |
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こんばんは。お久しぶりです。覚えてますか? ダイジロです。
自分はアスファルトダンサーのHPをウィリー祐一さんに教えた者です。
実は質問なんですが、昨日2時間くらいウィリーの練習をしたらなんとクラッチが滑り始めたのです。
たったの2時間練習したくらいで滑るものなんですか?
バイクはCB400SFです。
ポイントですが
1、ノーマルクラッチが消耗して滑りまくったのでTSRの強化クラッチに交換しました。そして交換の際クラッチアウターに段付き磨耗しているのを発見しました。(ヤスリで削ってある程度たいらにした)
2、ノーマルクラッチのときはバーンナウトの練習でクラッチをかなり酷使しました。バーンナウトを完璧に出来るようになってから強化クラッチに交換し、今では半クラをほとんど使わずにスパッとバーンナウトが可能です。
3、強化クラッチを組んだ際、クラッチプレート、フリクションディスク、クラッチスプリングなどは新品だったがクラッチアウターを使いまわしたからでしょうか?
4、ウィリーの練習は「7〜8000rpmまで回転を上げクラッチを放しフロントを上げる」を2時間ほど繰り返しました。
5、強化クラッチを組んでまだ3500kmしか走ってません。ほとんど峠とサーキットです。たまに(週一くらい)ローリンエンド(名無しのごんべターン)をやるくらいです。
6、オイルはBP Racing4 二輪用です。
7、レバーの遊びはあります。
以上のポイントです。強化品に交換したクラッチがたかだか3500kmの走行で早くも滑り出したのが大変ショックなので、これが原因だろうと思われるアドヴァイスをお願いします。 |
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Re: クラッチについて webmaster - 2003/04/11(Fri) 16:45 No.2115 |
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う〜ん、プロのメカニックでないので知識の経験も乏しいので当てにならないと思いますが、俺が想像するのに、いわゆるクラッチが「焼けた」という状況だと思います。
日常的な使い方でクラッチが滑り出すのは、いわゆるフリクションプレートの摩耗によって起こることは容易に想像できると思いますが、急激にクラッチに動力を伝えることを繰り返したりすると、フリクションプレートの表面が摩擦と熱によって変質して表面上のミューが低下することによって摩擦力が弱まり、クラッチの滑りを誘発するようになります。
ですので、この場合「使い切った」と言うよりも、「焼いてしまって使えなくなった」状態だと推察します。
特に400ccだからとも言えるのですが、低速回転数で急激につないでいるのではなく、常に高回転からいきなり繋いでいたところからも、フリクションプレートが常にものすごいスピードでスリップ→勘合を繰り返していただろう事が想像できますし、3,500kmというと日常的には「たった」3,500kmかもしれませんが、非日常的な使われ方では、3,500km「も」もったと言うべきかも知れませんね。 |
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Re: クラッチについて ○△○ - 2003/04/15(Tue) 01:47 No.2119 |
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わたしの場合、
強化品ではありませんが、純正のプレート、フリクション、スプリングを取り換えて、ほんの300キロほどで滑りはじめてしまいました。
クラッチを取り換えてどうしても待ちきれず、ならしを20キロくらいしかしませんでした。 最初のうちはすごく良かったのですが、あっという間に終わってしまいました。
今度はフリクションのみ換えようと思うのですが、その前に、フリクションの表面をヤスリで削って再利用しようかなっておもっています。
だめかな? |
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Re: クラッチについて ひろ - 2003/04/15(Tue) 21:02 No.2120 |
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俺の知り合いの場合
バイクのインストラクターが教習所の一本橋を本気でやると4分もの間一本橋の上にいます。
これを繰り返しているとジムカーナ走りも含めてですが100KM前後で滑りだします。
俺の650も微妙に滑り出してきました・・・・
セカンドバイクのバラデロも完全に滑ってます・・
バラデロでのウイリーは自粛していますがXRでのウイリーはやめられない(笑) |
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Re: クラッチについて ダイジロ - 2003/04/15(Tue) 22:46 No.2122 |
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こんばんは 返事が遅くなってすみませんでした。
クラッチの件なんですがなぜかすべりが若干よくなってました(笑)
焼けてるところがすりへったんでしょうか?(笑)
それにしてもみなさんの事を聞いてると案外かんたんにすべるものなんですねぇ〜。100kmで滑るとは思いませんでした。あとクラッチに慣らしがいるとは知りませんでした。。。。。
ウィリー祐一さんはクラッチは滑ったりすべるようになったりしないですか?
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Re: クラッチについて webmaster - 2003/04/16(Wed) 10:15 No.2123 |
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使い方にもよるでしょうけど、XR系なら88'の250時代から数えて3台目の92'XR600、そして現在の2000'XR650とクラッチが滑る兆候どころか、クラッチ板自体を交換したこと無いです(笑)。
ウィリー程度の遊び方ならクラッチとアクセルワーク、そして体の使い方など、無茶なことをやってる割りにはバイクに優しい(笑)乗り方が染みついてるのかなぁ〜........(笑)
ちなみにCB1000SFでは新車からたしか2,000km程度で焼いてしまい、現在の強化クラッチキット(ウィズミー)を組みました。
ただ、その後事故で潰した1台目のCBで、このキットを24,000km程使いましたが、まだまだぜんぜんフィーリングが良かったので、現在所有している2台目のCBに移植し、現在も問題なくウィリーしまくってますので、これもやっぱり乗り方なのかも........
http://www6.shizuokanet.ne.jp/mitsuyo/yuichi/bike/jiko/cb_jiko07.htm |
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Re: クラッチについて tac - 2003/04/16(Wed) 16:36 No.2125 |
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そうですね、正しい荷重移動を覚えると、殆ど半クラを使わない様になるんで長持ちしますね。俺もクラッチは余り交換した記憶がないですね。
ちなみに藤波はエンジン切って惰性で走るRTLで、ボディアクションのみで1m位のステアを上がるらしいです。ここまでいくと神ですね。 |
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Re: クラッチについて ○△○ - 2003/04/16(Wed) 22:31 No.2126 |
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その”正しい荷重移動”って、どうやって練習するのがいいのでしょうかね。 大きなバイクですと、体なんて関係なくウィリーしちゃいますよね。 身につけたいです。
*新スレのほうが良かったでしょうか。 |
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Re: クラッチについて ダイジロ - 2003/04/17(Thu) 01:21 No.2127 |
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わお! tacさんから返事がきてる♪ すっげぇ〜♪
ウィリーの正しい荷重移動ってなんでしょう?僕も知りたいです。
50ccだとクラッチが焼けるどころか滑る気配すらないですね。ノーマルを3万キロ以上、ウィリー、ローリンエンドは無数にやってるのに・・・・・・。エンヂン容量よりクラッチの容量が勝ってるんでしょうね。
クラッチを強化しすぎると力の逃がしがなくなってミッションが心配ですし。。。 |
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Re: クラッチについて webmaster - 2003/04/17(Thu) 15:22 No.2129 |
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クラッチ、アクセルワーク、そして体を使った荷重移動、これらのタイミングと使い方が全てなんだと思いますね。
普通にバイクに乗っていれば一部のゲテモノマシン以外はアクセルを開けただけではウィリーしないわけで、じゃどうやって、どういう力を複合的に働かせてフロントを持ち上げるかなんだと。
1.エンジンの駆動力によって(影響力:大)
バカみたいな話ですが、チョロQのリアタイヤを両側から親指と人差し指ではさんで固定して手を離せば、ぐりんぐりんとウィリー......というかバクテンしまくりますが(笑)、これと同じでもともとバイク自体もアクセルを開けて駆動トルクを掛けるとフロントを持ち上げようとする力が働きます。
それにも増してクラッチを急激につなぐ、もしくは半クラを使って一時的に駆動力を増やすことが出来れば影響力は大きいです。
2.フロントフォークの伸びを利用する(影響力:小)
ウィリーってば、もともとリアタイヤの車軸を中心とした後方への円運動なわけで、その円運動の方向でしかも円周上にそって働くフロントフォークの動きは、積極的にプラス方向に利用すれば影響力が有ります。
3.人間の静的な体重を利用する(影響力:中)
通常バイクにまたがった人間の体重分の荷重は、大ざっぱに言ってフロントとリアの車軸の間で重力に沿って真下に働いているわけですが、例えばこれまたバカみたいな話ですが、リアの車軸を支点としたシーソーとして想像すれば簡単ですが、前のめりに座るのと、極端にお尻を後ろに引いて、それこそ体の主要部分をリアの車軸よりも後方に位置させるのでは、影響力が全然違います。
4.人間の体重を動的に利用する(影響力:大)
上記2.に書いたとおりウィリーはリアの車軸を中心とした後方への円運動な訳で、その円運動の円周上に沿って、そして遠い位置で力を働かせれば一番効率よくフロントが持ち上がってきます。
そこで、人間は両手の平と両足の裏でバイクと接続されてはいますが、バイクの上でかなり自由に動けるわけで、人間が持っている”体重”を筋肉によって(笑)急激に動かせば、可動限界で急激に止まるわけで、この時に理科の時間に習った(笑)、慣性力というものが生まれます。
この力の方向を、先ほど言った円周上に沿った方向に作用させることが出来れば、影響力は大きいです。
上記のようにウィリーさせる”力”は色々あるわけで、その”力”と”方向”そしてそれらを同時に利用する”タイミング”が重要になってくるわけで、これらの力を複合的に効率よく同時に利用できれば、無理なくフロントが上がってくるわけですな。
で、よく言う「体を使うとうまくウィリーできない」と言うのは、力の方向を間違って使っていたり、タイミングがずれて、せっかくエンジンの力がウィリーしようと働いているのに、人間の方がタイミングをうまくはかれずに、力を働かせる時間がずれて1+1が2に成らずに、1→時間経過→1で、1の力しか得られないからです。
そこで一番重要になってくるのが”制御力”となるわけですが、人間の能力ってフェラーリのF1を制御しているコンピュータや各種センサーも真っ青の”脳”や”ジャイロセンサー”そして”学習力”を持っているので、まさに練習と経験でこれらのことを体に覚え込ませてしまえば、上記のようなことをいちいち考えていなくても簡単に色々出来てしまうわけで、tac殿や俺なんかは、こういうことが体に染みついているわけです。
ちなみに理屈だけはこんな感じで人に伝えることは出来るのですが、練習と経験でつちかったこの”制御力”だけは言葉で伝えることが出来ないんですよね。
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