スローバックとは......

スローバックとは直径10センチ長さ30センチ程度のバックの中に、長さ15mから25mぐらいの水に浮くロープが収納されており、バックの口から出ているロープの端部を左手に持ち、右手で要救助者に対してバックをアンダースローで投げつけて使用する為、ロープが絡まず真っ直ぐに飛んでいくので比較的簡単に使用できる道具。
ここで大事なことは、水に浮くフローティングロープを使うということだ。
何故なら、自然の川の中には色々な障害物が沈んでおり、せっかくロープが要救助者の元に届いたとしても、川底の岩やゴミなどに引っかかると、救助することが出来なくなってしまう。


このメッシュ状のバックの中に、直径12mm長さ25mの水に浮くロープが収納されています。

 
 

左手にバックの口から出ているロープの端を持ち、右手にバックを持ちます。

 

 
  要救助者に対して真っ直ぐに構えて、アンダースローで投げつけます。この時に「ロープ!!」と叫びながら、要救助者とのアイコンタクトが必要です。

 
  バックから順序よくロープが出てくるので絡まず真っ直ぐに飛び、要救助者にぶつけるぐらいの気持ちで投げるとうまくいきます。

 
 

 
  あとは助ける側が水に引き込まれないように注意しながらロープを引くと、川の流れの力によって、振り子のように下流の岸に近づける事が出来ます。
 
   
   

 
  救助完了。

 
 
 

腰にベルトで装着できるので、常に携行することが出来ます。











 

 





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