●ヨット Sailboat....4年ほど前、駿河湾でクジラの大群の中を、クジラと一緒にセイリングした時は最高に気持ちよかったなぁ〜........






今現在、私がお世話になってるヨットは、カナダ製の”鞍馬天狗”って名前で、全長40フィートの純然たるレース艇です。

伊豆半島は西伊豆の付け根、水戸のヨットクラブに所属し、地方のマイナーなレースなんですが、シリーズ10戦のレースに参戦中。

ま、何は隠そう、雑役として乗せてもらってるだけなんですけどね....(笑)
機走(エンジンを使って)で、とりあえず港を出てから、今回の目的でもある、レースで使用するカーボンケブラー製のセイルの試走の準備中です。

しかし、風が吹いてこないなぁ〜......





私、ウィリー祐一もメインセイルの取付に忙しいのだ....
皆さんが想像する優雅なヨットは、豪華なキャビンがあって、リラックスできるソファーなんかが有るイメージを持つかもしれませんが、この船はあくまでレース艇なので、船体の中は数あるセールの倉庫の役割しか有りません。

先にふれたカーボンケブラーのセイルが見えますよね?

黒くメッシュ状に入ってるのがカーボン繊維で、横に黄色く見えるのがケブラー繊維です。

いったい、いくらするんだろう.....



この日はとりあえず、港の外に出てから、微風程度の風で20分ほど帆走したんですが、その後まったく風が無くなり、スピナーをたたんで機走に切り替えました。

ちなみに、帆走中はタックやら、セイル調整など忙しいので帆走中の写真はありません.......

で、しばらく機走していると突然のアラームが!



なんと、アラームが鳴り響き、エンジン緊急停止!!

キャビンに潜り込んで、エンジンの様子を見に行きます。



ちなみに、スチュアートが左手で掴んでいるのは「ハンドウインチ」と呼ばれる物なんですが、1個40万以上.....そんなもんが、この船にはごろごろ付いてます.....
あーだこーだと、言いながらエンジンの様子を見ております......写真に写っているのは、この船のグループオーナーの一人、長橋氏です。

ハッキリとした原因は解らなかったんですが、たぶん2次冷却水の取り入れ口のインテークが、ゴミか何かでつまったらしく、1次冷却水の水温が上がってオーバーヒートしているようだ。

ま、エンジン冷やしてだましだまし走れば、だいじょーぶだろうと、楽観的です。

船尾に有る、エキゾーストです。エンジンの排気ガスと一緒に、2次冷却水の海水がここから勢い良く出るはずなんですが、「どぴゅっ!......どぴゅっ!!」ってな感じで、まさにつまってる感じです。
とりあえずエンジンを休ませて、クールダウン中です。

約1時間ほどメインセイルを張ったまま、漂流中です。暇を持て余してStuartは英字新聞読書中.......おれも、のんびりリラックスです。

エンジンも冷えて、オーバーヒートのアラームセンサーが働かなくなったので、だましだまし機走中です。ラダーを努めるのはStuart

アメリカズカップなどで見る船のラダーは、ハンドル状の大きな舵輪のタイプが多いですが、この船は微妙な手応えが解るように、レバータイプのラダーが付いてます。
ウィリー祐一も、のんびりとラダーマンを努めています。



今現在有る写真はこれだけなんですが、12月12日にシリーズ最終戦に出る予定なので、その時にまた新しい写真をアップする予定。






2001年7月8日

今日はレース参戦ではなく、ビールを飲みながらリラックスしながらレース観戦です!
トップの船が、追い風でスピンネーカーを目一杯膨らませて走っていきます。


左側がジブセイル、右側がメイン。

トップの船は折り返しのブイを回って、ちょうど写真のつなぎ目に.....写真右端に写っているのは、スピンネーカーをたたんで今まさにブイを回ろうとしている2、3番艇。
写真左には、続々と続く後続艇が写っています。
スピンネーカー花盛りと言ったところでしょう。


セイルにうまく風を入れ、ボートを目一杯バンキングさせてトップスピードで帆走する時の気持ちよさと言ったら、たまりません!!

この日は、リラックスするには良い風具合でした。
夕日を背に港へ帰るの図。


ウィリー祐一も夏に向けて、すでに黒光りする肌(笑)で、どっかの現地人に間違われそうです(笑)
セイリングの魅力......やっぱ、やかましいエンジン音を聞きながらクルージングするよりも、風の力だけで帆走するときの気持ちよさは、乗ってみないと解りません。
さぁっ!次が最後だ!次行って見よぉ〜!!


     
     

 

次はマウンテンバイクです。