2002/ 1/20 遠州大砂丘ビーチラン and ”うなぎとろろ茶漬け”!?
パリダカも終わって、なんか無性に砂の上を走りたくなってきた!!
しかも、砂漠というか、ダカールのヴィクトリーランを想像させるような、広大な砂の上を................


ずいぶん前はよく遊びに行った(15年以上も前!)静岡県と愛知県の県境に位置する”遠州大砂丘”(潮見→赤羽根・約30km)の事を思い出して、無性に砂の上を走りたくなったので行ってきました!!

※静岡県側の砂浜は、車両全面乗り入れ禁止。何故かと言えば、それはアカウミガメの産卵地だから。
アカウミガメの産卵期間は長く見て4月から10月まで。愛知県側は車両乗り入れ規制はされていないが、ただでさえ自然破壊と直結して考えられがちな四駆とバイクなので、もしこの周辺に遊びに行くなら産卵時期を外し、そして問題を起こさないためにも、すこしでもローインパクトな、人の少ない冬に.................
 
 
 
今は、国道1号線・潮見バイパスが開通しているので、車通りが少なくなってしまった旧国一”潮見坂”。
ここでバイクを降ろし、いざビーチへ!
 
さすがに冬の海には誰もいません!!いると言えば、サーファーだけ。
静岡県側から5km程、西へ走ってきたところです。
写真の奥が静岡県側ですが、ものの見事にワダチは1本だけ!!潮見からこの周辺までは、砂浜の幅が300m以上有りますが、昔はもっとあった記憶が.......
特に昔は、波打ち際のフラットで固く締まった部分がもっとあって、遊ぶにはもってこいだったのですが........潮が満ちて少なくなっているのかな?今の時間は潮が引いてるはず?
西へ行けば行く程、砂浜の幅が狭くなっていきます。
 
13km程走ってきたところで、ついに砂浜が無くなってしまいました。
浸食防止のために設置されたテトラポットが、かろうじて海岸の浸食を止めています。
陸地は断崖絶壁の連続なので、ここが住所的にどこかは解りませんが、走ってきた距離で言えば、たぶん豊橋市から田原町に入ったところあたりだと思うのですが.......
潮がもう少し引けば、波が引いた瞬間を狙って、まだ先に行けそうですが、今は冬!濡れたくないので、迂回路を探します。
 
上の写真の場所から後を振り返っても、静岡県側は遙か彼方!!
本当に延々と砂浜を走ってきたのでした。
  
昔のように赤羽根の漁港まで行きたいので、崖側になんとか迂回出来ないかルートを探してテトラポットの上に出ると、そこには一面”風紋”が...........
別名”風のさざ波”.....まさにまっさらなキャンバスに風が描いた、自然のデザインです。
  
しばし、砂と戯れながら休憩(笑)

見渡す限り誰もいない空間を、俺一人で独占です。
  
ここさえ通り抜けられれば、赤羽根漁港まで、あと15キロはビーチランが出来るはずなので、無理矢理テトラポットの隙間を進みますが、目の前に立ちはだかる壁に、あえなくギブアップ。
完全に戻れなくなる前に(笑)、やめておきます。なんつったってソロだから、遭難したら、誰も助けに来てくれません!(爆)

このあと、ひっぱたり、引きずったり、持ち上げたり、エンジン唸らせたり(笑)して、汗だくになりながら悪戦苦闘!!
右足のモモの上に左ラジエターカバーを載せた所を支点に、、左手でフロントタイヤを、右手でハンドルを持ち上げてフロントを一気に振った時に、パキッ!.........ん!.......なんか嫌な音!!バイクを見るが別に何ともないので(後述します(悲))、作業を続けること15分!!なんとかUターンに成功!はぁ〜疲れた!!
   
っと、汗をかいた後、先へ進むのを断念し、元来た道を戻ってきました。
ここはスタート地点にほど近い、潮見バイパスが海岸線から陸地へとカーブしていく地点です。
写真左奥に見えます。
ここから先は静岡県側になります。
 
同じ場所より愛知県側を望む。

XR650Rだと、この程度の締まり方の砂ならアベレージ100キロぐらいが一番走りやすいでしょうか.......130ぐらいはすぐに出ますが、今日はフル装備じゃないので、これぐらいにしておきましょう(笑)。
砂の上を走るコツは、リア荷重で、ともかく走り出したらスピードが乗らなくてもどんどんギアを掻き上げ、リアタイヤが砂の上に浮いてくるのを待ちます。砂のフカフカ度によっても違いますが、最低40キロ以上は出さないと安定しません。
とかく慣れない人は、速度が乗らないうちはフロントが振られるので、腕に力を入れてしまいがち。しかもどうしてもフロントに荷重を残してしまうので、よけいに振られ、悪循環となってしまいがちです。
スタート時点ではシートの一番後方までお尻をずらし、腕はいっぱいに伸ばしてリア荷重を心がけ、せめてサードぐらいまで入れ、リアがトラクションしてきたかな?って感じたら、すこしお尻を戻します。でも、安定してきた後でも基本的にリア荷重メインでお尻は引き気味に。
膝から下でバイクをホールドしてやって、外乱に対しては膝から下でバイクを遊ばせるように。ハンドルはグリップはしっかり握って肩の力を抜いてやる。リア過重で乗っていれば、たとえフロントが振られても、進路が乱されることはありません。
(ハンドルの端が前後に20センチ程度振れても良いぐらいの気持で、肩の力をコントロール。バイクが本来持っている直進性だけで、自然に振られは収束します)

例えば深さが20センチもあるようなワダチと平行に走っていて、これを斜めに横切りたいって場合も、目一杯腰を後に引いていれば、安定して越えられますよ。
特に浸食で出来た段差や、風で出来た山と谷を越える時などは、事前に腰を浮かせておき、段差に進入する直前、そして山の頂点からテイクオフする瞬間、浮かせていたお尻をシートの一番後に、どかんっ!とぶつけ、フロント荷重を減らしてやれば、段差を越えた後も安定していますよ。

砂の上でのフロントタイヤの役目は、スノーモービルのフロントスキーみたいなものです。曲がる時に舵角を与えると、一気にフロントが砂に潜り込んで内側に切れ込んで行きます。内側のハンドルに当て舵をして、腕に力を入れて切れ込みを防がないと、一気にフロントを巻き込んでコケます。当て舵をコントロールしながらアクセルを、がばぁ〜!っと開けていくと綺麗に曲がれます。
怖がってアクセルを戻してしまうとフロントがブレーキング現象を起こってしまい、舵角とバンク角が、横Gと釣り合わないので、安定しません。
 
で、さっき苦労してUターンした時の「パキッ!」っという音ですが、なんとよく調べてみたら左側ラジエターのサイドカバーのリブが割れていました!!
カバーが割れているだけならまだ良いんですが、なんと!ラジエターサイドも少し変形しています!!
一番外側にあるコアが3mm程全体的内側に押されて、曲がってしまいました。
ま、そんなにビビルほど変形していないので、良しとしましょう!!(爆)



左写真の青矢印部拡大
 
砂浜の塩分はバイクにとって大敵です!!
遊んだ後は、すぐに洗ってあげましょう!
バイクを洗うために立ち寄った、舞阪町にある洗車スタンド。
ここは洗車の専門店!?みたいで、聞けばデリカも手洗いで室内清掃もして2,900円だったので、洗ってもらいました!
なんと、係員5人がかりで洗っています!(笑)
俺のデリカって、背が高いので洗車機の機械に入らないので、”手洗い”なっちゃうので普段は値段が高いからはスタンドなんかでは洗わないんだけど、ここは値段といい洗車後の仕上がり具合から言っても、なかなか満足しました!(爆)
 
 

 
 
ここからはウナギです!
某掲示板で噂になった、”うなぎとろろ茶漬け”を食しにやってきました!浜松市は中野町にある”中川屋”。
創業以来120年の歴史をほこり、浜松でも有名です。
 
入口は、横にある木戸から、裏の離れに入ります。
 
中は適当にくたびれていて(笑)、ワビサビが......(笑)
 
今回のターゲット”うなぎとろろ茶漬け”とは、これです!

普通のうな重は、1,550円でした。
 
”うなぎとろろ茶漬け”全景(笑)

あ!ちなみに、お酒は付いてきませんよ!(爆)
 
で、まず一杯目は、普通に”まぶし”から。

海苔の香りがきいて、普通のうな重とは、ひと味違います。

うまいっす!!
 
二杯目は、きざみネギとわさびを入れ、特製(たぶんキモ吸用の澄まし汁)のダシ汁をかけて.......

これがまた、さっぱりと.......

まじ、うまいっす!!
 
ちょっとピンぼけですが、最後は問題の”とろろ”を、”まぶしご飯”にたっぷりとかけて、よく混ぜていただきます。

先ほどのダシ汁をかけてもうまいっす!

かなり、うまいっす!!



最後にデザートのフルーツの入ったヨーグルトを戴いておしまいです。

ご飯は小さいお茶碗にちょうど三杯分ありますが、たぶん女性でもぺろっと食べてしまうでしょう!(笑)
三種類を食べる順番ですが、人それぞれ好きな様にすればよいとは思いますが、茶漬けを最後にすれば良かったかな.........(笑)って、食べ終わった後で思いました。